オリエンタルベーカリーの新たな挑戦「NukumOri」

Facebook Twitter LINE

宿泊業界が抱える課題

昨今、宿泊業界では下記3つの大きな課題を抱えているといわれています。

1. ゲスト体験価値の向上
旅行者の朝食に対する期待は年々高まっており、観光庁の調査(2023年)によると、宿泊施設選びの決め手として「朝食のおいしさ」を挙げた割合は全体の48.3%に上りました。ホテルにとって、記憶に残る朝食体験は顧客満足度の向上とリピーター獲得の重要な要素です。

2. 深刻な人手不足と調理コストの増大
厚生労働省によると、2024年時点で宿泊業界の有効求人倍率は約4.2倍に達し、特に朝食提供を担う早朝帯の人員は慢性的に不足しています。加えて、エネルギーや原材料の価格高騰により、業界全体で調理コストは前年比約12%上昇しており、現場では効率的なオペレーションが急務になっています。

3. 朝食品質の維持とコストバランスの両立
提供品質を下げず、コストを抑える取り組みも課題です。特に冷凍パンの温度変化に伴う品質劣化を防ぐための管理や保管スペースの問題は、現場の悩みの種となっています。

新ブランド「NukumOri」の誕生

オリエンタルベーカリーはこれら宿泊業界の課題解決と新たな価値の提供に向け新ブランド「NukumOri」を立ち上げました。

NukumOriは『温もりから生まれる、心ほどけるひととき。』というコンセプトのもと、ゲストが過ごすホテルでの特別な朝をより豊かにするための非日常、温かみの提供を目指しています。旅の朝、大切な人とのひととき、ひとりでゆっくり味わう静かな時間—そんな特別な瞬間に、NukumOriのパンが温もりを添えます。

NukumOriに込めた3つの想い

NukumOriは、3つの想いから生まれた名です。

ひとつは「温もり」。
口にした瞬間に、ふんわりと広がるやさしい味わい。パン本来の香ばしさと、丁寧なパンづくりならではのぬくもりが心をほどきます。

もうひとつは「nook(ヌック)」。
スコットランド語の「neuk(ヌーク)」を語源とし「ほっとできる、心地よい空間」というニュアンスを持ちます。それは、陽だまりのようにほっとする小さな空間。思わず深呼吸したくなるような、心がゆるむ居場所を意味します。
NukumOriのパンは、ただの食事ではなく、そんな心地よさを添える存在でありたいと考えています。

そして最後に、「Oriental Bakery」としての挑戦。
業務用パンづくりの現場で長年にわたり培ってきた技術と経験を活かしながら、さらに一歩先の価値をお届けする。
それがNukumOriという新たなブランドの使命です。

特徴とこだわり

NukumOriの最大の特徴は、毎日焼き上げたパンを冷凍せず、毎日お届けすること。

今、業務用ベーカリー業界では、冷凍パンが主流となっています。在庫状況を基に計画的に大量に焼いて冷凍し、必要に応じ出荷する。その利便性は確かに魅力です。しかしオリエンタルベーカリーは、あえてその流れに逆らいます。

パンは、シンプルであるからこそ、その「状態」がすべてを決めます。冷凍パンは、保存状態に大きく左右され、冷凍庫の開閉による温度変化等で少なからず水分は抜け、香りも変化します。パン本来の香り、しっとりとしたクラム、絶妙なクラストの食感、それらを損なわず“本当においしいパン”を、“最善のおいしい状態”で届けることが、何にも代えがたい価値だと私たちは信じています。

そのために私たちは、冷凍せず、毎日焼き上げた100種類以上のパンを、毎日ホテルへお届けしています。毎日確かに人の手で焼き上げられたNukumOriのパン。その温もりが、ゲストに伝わり、「日常をはなれた、こころほどけるひと時」を過ごしていただけるきっかけになることが私たちの喜びです。

「NukumOri」が提供する3つのソリューション

1. 「非日常×温もり」を感じられる商品ラインナップ

国産小麦や産地を謳える素材を使用し、四季を感じられるラインナップでゲストに非日常の特別感を提供。
パン什器の提案も含め、ビュッフェ全体の世界観演出をサポートします。

2. 業界でも希少な“常温・小ロット”納品で品質と業務効率を両立

冷凍ではなく常温で、毎日焼成→毎日納品の流れにより、温度変化を最小限にすることで食感・香りを維持したままゲストの手元に届きます。

3. 冷凍庫不要・小ロット納品で、現場負担とコストを大幅削減

冷凍在庫管理が不要となり、冷凍庫容量や廃棄ロスも抑制。
他ラインナップのカット済み・そのまま陳列できる商品などにより、調理準備時間を削減し、現場の省人化ニーズにも応えます。

NukumOriの製品・サービス情報

NukumOriラインナップ
BREADBOX

NukumOriの商品、サービスに関するお問い合わせはこちら