【日清医療食品株式会社様事例】病院や施設で提供する食事に大切なこととは?日清医療食品株式会社のモットーと実現のポイント

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日清医療食品株式会社は、全国の病院や福祉施設を中心に安全・安心な食事を提供する、日本最大手のヘルスケアフードサービスの会社です。同社の関西エリアでは、オリエンタルベーカリーの食パンやロールパンなどをお使いいただいています。

今回は、日清医療食品の関西支店商品部の保坂怜汰氏と、オリエンタルベーカリーの営業担当である松中明彦に、病院や施設におけるよりよい食事体験の提供に向けて、具体的にどのような視点で取り組んでいるのかをお聞きしました。

食品を提供する会社として、同じ使命をもつ2社

――「日清医療食品様」は、ヘルスケアフードサービスのリーディングカンパニーでいらっしゃいますね。事業内容やモットーについて教えてください。

日清医療食品 保坂様(以下、保坂):当社では、「おいしく食べて元気に!」をモットーに病院や医療福祉・保育に特化した、給食業務を受託しております。私は全国に16支店あるうちの、関西支店の商品部に所属し、「安全・安心なおいしい食事」に欠かせない商品の選定などを行っております。
当社では、日本全国で使用している冷凍食品から地域限定の日配品(パン・牛乳・野菜・肉・魚)にいたるすべての食材において安全性の確認・外部機関にて定期検査を実施しており、より安全・安心な商品提供を目指しております。

日清医療食品 保坂怜汰氏

――その食事の中で、オリエンタルベーカリーのパンも出されているということですね。松中さんは、日清医療食品様の事業内容やモットーをどのように捉えていますか?

オリエンタルベーカリー 松中明彦(以下、松中):我々はパンメーカーですが、安全でおいしいものを安定してお届けするという使命は同じです。日清医療食品様が提供されている食事やサービスの価値に、弊社のパンでどのように貢献できるかを日々考えています。パンを食べる方に喜んでいただくことはもちろん、パンを提供される方、つまりこの場合日清医療食品様にとっての使いやすさなども大事な視点です。

病院や施設だからこそ、毎日の食事においしさと変化を

――パンを含め、食事を口にする人と提供する人、両者にとってよいものである必要があるのですね。病院などに食事を提供する企業として、日清医療食品様は具体的にどのような工夫をされているのでしょうか?

保坂:当社では「安全」そして「おいしい」食事サービスをご提供するために社内基準をクリアした商品のみ仕入れ販売しております。仕入れ商品決定後、商品情報・トレーサビリティの確認・工場監査及び外部機関により検査を行っております。当社の社内基準をクリアされているオリエンタルベーカリー様にも安全でおいしい食事の一翼を担って頂いております。
召し上がられた方々からもオリエンタルベーカリー様のパンはとてもおいしいと大変ご好評いただいております。

松中:病院や施設の食事では、その成分や栄養素にさまざまな制約がありますが、オリエンタルベーカリーがこれまでに培ってきた経験と技術力で、それらの条件を満たしながらもしっかりとおいしいパンを実現できているのが我々の強みでもあると思います。また、同じパンでも10g単位で規格をご用意するなど、パンを食べる方の状況に合わせて選んでいただけるようなラインナップも揃えています。

オリエンタルベーカリー 松中明彦

保坂:病院や施設での生活が長い方々にとっては、食事も楽しみの一つだと考えております。毎日の食事が楽しみになるよう、工夫を凝らしております。その中でオリエンタルベーカリー様の「商品の品揃えの良さ」には本当にありがたく利用させて頂いております。

使い勝手のいいパンが、現場の助けに

――病院の患者さんや施設の入居者の方々にとって、食事の持つ役割は非常に大きいのですね。一方で、食事を提供する方々にとっての利便性といった面では、どのようなことが大切になるのでしょうか?

保坂:食に携わる企業にとって安全で安心・衛生管理が徹底された商品を提供することがとても大切です。オリエンタルベーカリー様から仕入れさせて頂いている商品の中に個包装のパンのラインナップがあります。個包装のパンは出荷から召し上がられる方に届くまで人の手が関わることがないためとても衛生的です。当社にとっても安全な食事を提供できるためオリエンタルベーカリー様の個包装の食パンやロールパンなどは食事提供に欠かせないものとなっております。

松中:個包装であることで、誰でも衛生的に配膳することができますし、大袋を開けて一つひとつお皿に並べてラップをして…という手間を省くこともできます。昨今は、労働時間などが問題視されることが多いですが、個包装パンが、現場のスタッフの方の労力を軽減する一つの改善策になればと考えています。
また、冷凍パンなども喜んでいただけます。多くの現場で在庫の管理が課題として上げられますが、冷凍パンであれば必要数の急な増減に対応できるからです。

保坂:当社には、365日欠かすことなく食事を提供する使命がありますが、その使命を一緒に体現して頂いているのがオリエンタルベーカリー様です。当社の急なオーダーにも柔軟かつ速やかに対応して頂いているため365日欠かさず食事提供が出来ております。
オリエンタルベーカリー様には本当に感謝しかありません。

松中:大切なのは、現場にとって扱いやすいパンがあることだけでなく、その規格の数や納品、配送面における柔軟な体制も併せて確立することだと考えています。せっかく扱いやすい個包装パンがあっても、その種類が少なかったり発注の制約が多かったりすれば、それはパンを提供される皆様にとって使いやすいものではなくなりますからね。

同じ方向を向いて、一緒に取り組むパートナー

――最後に、日清医療食品様にとってオリエンタルベーカリーはどのような存在ですか?

保坂:「おいしい食事の提供」をともに実現して頂ける良きパートナーです。召し上がられる方のニーズに精一杯応えられるように、今以上に楽しみにして頂ける食事の提供を目指して、これからも二人三脚でいければと考えております。

松中:今後も引き続き、パンを口にする方と提供する方、両者のニーズに柔軟に応えていきたいです。そのためには、我々メーカーだけで考えるのではなく、日清医療食品様のようなお客様と一緒に考え、作ることが大切だと感じています。「もっと楽しい食事時間になるためにはパンで何ができるのか?」「もっと現場の助けになる工夫はできないか?」など、現状に満足せず、パンの持つ価値や可能性を広げていきたいと考えています。

※掲載情報は2022年1月現在のものです。

記事内に登場したパン

プロフィール

保坂 怜汰

日清医療食品株式会社 関西支社 商品部

大学卒業後、社会貢献できる仕事がしたいと思い2017年に日清医療食品株式会社に入社。入社後は関西支店に配属され兵庫県・岡山県で営業を経験。2020年に関西支店の商品部へ着任。「より安全」で「よりおいしい」食事サービスを提供できるよう日々頑張っております!

松中 明彦

株式会社オリエンタルベーカリー 営業本部 部長

大学卒業後他社で営業経験を積み、2000年に(株)オリエンタルベーカリーに入社。営業畑で21年間、近畿エリアを中心に営業活動。2007年に京都販売所長に抜擢され、2012年に統括部長を経て、2017年に京都工場併設営業所の開所を任される。2019年より営業本部として営業戦略の立案や人材育成に携わる。